Money Clip

お金に関するニュースをクリップ!

お金に使われるのではなく、お金を「働かせる」という考え方

f:id:Money_Clip:20190109182201j:plain

働くことに対する意識を「改革する」

最近、「働き方改革」という言葉を耳にする機会が多いのではないでしょうか。今の日本は、人口減少に伴って労働不足が深刻になっています。平成がまもなく終わろうとしている中で、私たち自身の働き方に関する考え方を変えてみる必要があるのかもしれません。

以前の日本には「終身雇用」や「年功序列」という言葉がありました。一つの会社で退職するまで働く、勤続年数が増えていくにつれて役職も給料も上がっていく時代があったことを記憶されている方も多いでしょう。しかし、現在は全くといっていいほど異なってきています。最近では、年功序列ではなく、能力で給料が上がっていく仕組みに変えている企業がとても増えてきました。この十年ほどで大きく労働環境は変化してきたといえるでしょう。

では、能力主義になって、私たちは本当に個人の能力を発揮できるようになったのでしょうか。少し疑問が残ります。結局、出世するには上司に気に入られる必要があります。個人の能力ではなく、上司に評価される人が給料をより多くもらうのです。ですから、本来の能力主義とは程遠い状態になっています。私たちは上司に少しでもいい評価をもらえるようにしなければ、給料は上がっていきません。そして、そのような中で成功していく人はほんの一握りでしょう。結局、私たちは自分をどれだけ犠牲にしなければいけないのでしょうか。

こうした現状を考えると、働くことに対する意識を変えていかなければいけません。
そこで、「お金を働かせる」という考え方を提案したいのです。

お金を働かせるという考え方

お金を働かせるとはどういう意味か

「お金を働かせる」というと、どんなイメージを持ちますか。一部のお金持ちの人たちが、余ったお金を運用するというようなイメージをされるでしょうか。しかし、ここでいう「お金を働かせる」考え方では、お金の額に依存しません。たとえ10万円でも100万円でも1千万でもお金の金額に関わらず行うことができます。

お金を働かせることは、小さな事業を行うこととよく似ています。
例えば、貯金をするとき、私たちは銀行にお金を預けます。銀行はお金を貸し出し、得た利息の一部を口座残高に付けてくれます。現在はほんの僅かですが、バブル期には8%の金利が付くという時代もあったそうです。これも一種の「お金を働かせている」ということができます。また、ヘッジファンドも「お金を働かせる」ことによって巨額の利益を出しています。大勢の人からお金を集めて、そのお金を運用して利益を得ています。これらも「お金を働かせる」という考え方に基づいています。

ところで、民族として「お金を働かせる」という考え方を身に着けた人々がいることをご存知ですか。それは、「ユダヤ人」です。実は、「お金を働かせる」ことに非常に長けている民族でもあります。ユダヤ人は、流浪の民族で資源も定住する土地もまだなかったとき、お金を使って利息を得るという考え方をしていました。旧約聖書の出エジプト記に「利息」という言葉が早くも登場しています。そこには「自分の仲間から利息を取ってはならない」と記されています。つまり、ユダヤ人はお金を働かせるという考え方を既に持っていたということです。今から約3500年も前の話です。驚くことに、これは日本が弥生時代から古墳時代に移ろうとしているときのことです。では、お金を働かせることにはどんな利点があるのでしょうか。

お金を働かせることの利点

お金を働かせることは、小さな事業に似ていると書きました。では、実際の事業とどのように異なっているのでしょうか。
それは「すぐにできること、すぐにやめることができること」です。例えば、自分でお店を持つとしましょう。やっとの思いでオープンさせても、軌道に乗せていくのは大変です。また、継続的に利益を得ていくためには巧みな仕組みを作っていかなくてはなりません。しかし、この仕組みづくりの問題点は、すぐに撤退ができないことです。利益が自分の想定していたように伸びないときでも、事業から撤退することは非常に難しい場合が多いのです。仕組みが出来上がっている状態では、簡単に方針転換することができません。

お金を働かせる利点は、柔軟性が非常に高いということです。また、自分の分身のように働いてくれるということも大きなメリットでしょう。自分が労働している間にも、レクリエーションをしていても分身のように働き続けます。また、多額の資金が必要というわけではありません。10万でも100万円の資金しかない人でもお金を働かせるということができます。つまり、サイズに関係なく始めることができるのです。

お金を働かせる考え方をするためにすべきこと

では、お金を働かせるために何をすることができるのでしょうか。
まず最初のステップとして、「自分の時間を投資すること」です。いつもテレビを見ている時間、遊びに行っている時間を幾らかでも少なくして、「お金を働かせる」ことを学ぶ時間をとりましょう。今ではたくさんのお金を働かせる方法があります。インターネットで探せばいくらでも見つかることでしょう。資産運用のセミナーなどもたくさん開かれています。自分の時間を幾らかでも取り分けることが、お金を働かせる考え方をするための第一歩なのです。

投資に対する正しい考え方

日本では、投資に対する正しい考え方が浸透していないというのが現状です。「投資」というとギャンブルと勘違いしてしまう人がまだ大勢います。簡単に儲かる、楽をして稼ぐというイメージが先行しています。
しかし、投資の正しい考え方を持つ必要があります。税金の名前でも「不労所得」として扱われているように、働かずして楽をしてお金を得るというようなイメージが浸透しています。しかし、投資は「お金に働かせる」行為そのものです。実そのためにも一生懸命投資を学び、お金を働かせる方法を見つけ出していく必要があります。現代は待っていてもお金が勝手に増えていくということはありません。自分が行動しなければ生活を向上させることは、ほとんど期待できないでしょう。

お金を「働かせる」ための行動をしよう

日本では会社に労働力を提供して、お金を得るという考え方が当たり前のように浸透していました。しかし、これからの時代は次のステップに一歩踏み出す勇気が必要になってくるでしょう。労働力の対価として得られるお金には限界があります。

先述したユダヤ人は、はるか昔から「お金を働かせる」という考え方を持っていました。彼らは自分の国を持たず、土地も持っていない少数民族でしたが、その名を世界にとどろかせました。その理由の一つとして、「お金を働かせる」利点に気づいていたこと、そして実際に働かせる方法を身に着けていたことを挙げることができます。彼らから幾らか学べる点があるでしょうか。

私たちは家族を養うため、生活を支えていくため一生懸命に働いています。それでも子供の教育費、老後の資金など家計の心配ごとは尽きません。そんな中でも毎月コツコツ貯金をされている方は大勢いらっしゃることでしょう。しかし、貯めた資金をそのまま眠らせておくのは非常にもったいないことです。もちろん、すべてを動かす必要はありませんが、その中の一部を「働かせる」という考え方を身に着けるのはいかがでしょうか。そのように努力することは、小さな事業始めるのと同じです。大切なことは“あなた”が一歩踏み出してみることです。あなたが一歩踏み出した時に、眠りから覚めた「お金」が次のステップへとあなたを運ぶことになるのかもしれません。

 

 

コラム執筆者

f:id:Money_Clip:20190109182818j:plain安藤 光輝/ライター
2018年よりライターとして活動中。高校生の頃、父よりFXを教えてもらい独学で投資を勉強。高校卒業後、ビジネスホテルで勤務しながら自己資金で念願のFX取引を開始し、現在も取引を継続している。2018年ホテルを退職し、フリーライターとして活動を始める。得意分野であるFXなどの投資・ビジネス関連記事を中心に執筆活動をし、自分の投資経験を踏まえながらどの年代の方にも分かりやすい記事を提供している。