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定期預金で資産運用も悪くない?楽しい定期預金を大公開!

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「資産運用=投資」という、間違った解釈をしている方が非常に多いようです。
そもそも「資産運用」とは、自分の持っている資産を増やす目的で貯蓄や投資をおこなうことを言います。つまり、貯金や定期預金なども、立派な資産運用なのです。

今回は、「ちょっと楽しくなるような」定期預金をご紹介。
もちろん定期預金なので、金利は微々たるものです。しかし、そんな微々たる金利を覆すようなワクワクする特典がついた商品が販売されているのはご存知でしょうか?
インフレなどの問題を除けば、投資信託や不動産投資のように元本割れリスクがないうえ、懸賞金付きや誕生日プレゼントの送付など、魅力的な特典が目白押しです。
人気の商品も含め、金融機関職員が定期預金を積極的に説明しない理由についても詳しくみていきましょう。

「ちょっと楽しくなる定期預金」を一挙大公開!

金利は微々たるものですが、プレゼントや特典がついて楽しめる定期預金が続々と販売されています。
過去のものも含め、ワクワク感がくすぐられるものばかりを集めてみました。
これを機に、資産運用の中に、定期預金という手段を採り入れてみるのも良いかもしれません。

伊予銀行(愛媛県) 誕生月にプレゼント(過去には、砥部焼の小皿や今治タオルなどの特産品がプレゼントされたことも)が送られてくる(毎月1000円からの定期預金でOK)
横浜信用金庫(神奈川県) 地元のJリーグチームの最終順位により規定の金利が上乗せされる(2018年販売金利はは、横浜F・マリノスと横浜DeNAベイスターズの両チーム優勝で10倍、どちらか一方が優勝した場合は5倍)
大阪シティ信用金庫、中京銀行(愛知県)、芝信用金庫(東京)他 年末ジャンボやドリームジャンボなどの宝くじがもらえる
愛媛信用金庫、東京東信用金庫、山陰合同銀行(島根県) 賞金や賞品が当たる懸賞金がついている
伊予銀行インターネット支店(愛媛県)、北都銀行(秋田県)他 ふるさと納税をした人のみ、通常より高い金利(過去の金利実績は0.5%)で定期預金をすることができ、さらにプレゼントも貰える


取り扱いは、地方銀行や信用金庫、郵便局などが多く、指定された支店のみで販売されていることや廃止・変更になっているものもあるため、インターネットなどで検索するか、「特典つきの定期預金」が販売されていないか直接問い合わせてみましょう。
ところで、こんなにワクワクするような魅力的な定期預金が多いのに、どうして金融機関職員は、定期預金について積極的に説明してくれないのでしょうか?

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元本割れしないのに定期預金を積極的に説明してくれない理由

資産運用について聞きに行くと、まずは「投資信託」や「NISA」関係の説明をされることが多く、キャンペーン時期以外で定期預金について説明されることは少ないと思います。
では、どうして、元本割れのない定期預金をもっと積極的に説明してくれないのでしょうか?

実際に金融機関の社員から話を聞いてみると以下の2つが最も多い答えでした。

  • ゼロ金利時代だから
  • インフレ対策ができない

まず、この2つの言葉の意味をみていきましょう。

ゼロ金利時代だから定期預金を積極的に説明しない理由とは?

この、「お金を預けたときの金利が低い」という理由から、積極的に定期預金の説明がしづらくなっていることも考えられますが、実は他にも理由があります。

2016年1月に「マイナス金利」が決定し、「銀行」が日本銀行にお金を預けると「お金が減る」時代に突入しています。銀行は、日本銀行に預けても金利が付くどころか減ってしまうため、民間企業や個人への融資に力を入れているのです。

しかし、このような状況のため銀行も大変で、私たちの生活の中では、実質的にゼロ金利のときと同じ状態が続いています。お金を借りるときの金利が低いかわりに、預けるときの金利も微々たるもの、という状態ですね。

実は、定期預金は、銀行にとってメリットが少ないのです。
定期預金を開始してから終了するまで、銀行にお金を支払うことがあるでしょうか?
「ない」ですね。銀行は、手数料などとして入ってくるお金が無いのに、預金者に金利を支払わなくてはなりません。
マイナス金利になり、日本銀行へ預けても金利が減ってしまうため、預けることもできません。
また、民間企業や個人への融資の際に金利が安いため、預金をうまく運用することができていない状況です。
思うように景気が回復しないということもあり、銀行としては、預金をしてもらうより、手数料などで収益を得られる「投資信託」を積極的に説明する傾向にあるのです。

gmuser.hatenablog.com

インフレ対策ができないから定期預金を積極的に説明しない理由とは?

「インフレ」とは、物の価格が上がって、お金の価値が下がり、このような状態が2年以上続くことを言います。ですから、インフレが起きた時点で物の価値が下がってしまいます。
つまり、定期預金をはじめた当時は10万円で買うことができたパソコンが、インフレ後に10万円では買うことができなくなっているのです。このため、「実質は目減りしている」という状態になります。

もちろん、定期預金の場合も、物価上昇とともに金利は上がります。ただ、金利が急上昇するわけではありません。
このようなことを理由に、金融機関職員は、定期預金を積極的に説明しないのです。それに、プレゼントや懸賞金よりも、「お金が増えるかもしれない」「数字として値上がりや値下がりを説明してくれる」投資信託ほうが、心理的に刺激され、お客様が食いつきやすいということもあるようです。

ただ、以下の4項目についてよく吟味し、いまの自分に必要な資産運用方法を選ぶようにしましょう。

  1. 定期預金は「元本が保証されている」+商品によっては「プレゼントや懸賞金がついてくる」
  2. 投資は、リターンが期待できるが、リスクもあり、元本割れする危険がある。実際、投資に失敗し、損をしている投資家も大勢いる
  3. インフレになった場合、お金の価値が下がってしまうため、預けたときと同じ貨幣価値を持たない可能性がある
  4. 投資の場合、インフレ時の物価上昇に伴い、基準価格などが上がることによりリターンが期待できる

定期預金で資産運用するのも悪くない

定期預金の金利は、ゼロ金利政策やマイナス金利政策の影響から、スズメの涙となっています。しかし、懸賞金付き定期預金や誕生日プレゼントが送付される定期預金のように、日常の生活に華を添えてくれるような商品もたくさん販売されています。

投資は成功すればリターンが望めますが、常に元本割れなどのリスクと背中合わせです。
また、大きなリターンを経験した場合、経済学で「サンクコスト効果」と呼ばれている心理に陥りやすい傾向があります。
サンクコスト効果とは、過去のリターンや出資金に執着するあまり、損切り(値下がりした状態で売買し、損失を確定させること)ができなくなることです。
このような心理状態に陥らないためにも、プラスアルファされた定期預金に預けるのがオススメです。コツコツと働いたお金で、日常にちょっとした楽しみが増えるのは嬉しいものですよね。
ただし、「預けたときと比べてお金の価値が下がっていた」といったことがないよう、市場の動きなどには十分注意し、インフレに備えておきましょう。

 

 

コラム執筆者

f:id:Money_Clip:20180523134604p:plain山内 良子/コンサルティング・ライター
金融系や資産運用系の記事を得意とするが、旅行、不動産、住まい、美容関連、小説などジャンルは幅広い。情報量があふれている現代で、「何を選択するか」はとても重要。幅広い知識を生かしつつ入念な下調べをおこない、読者の選択に役立つ記事の執筆を心がけている。