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海外へ向けたSNSマーケティングを展開していくためのポイント

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ほんの少し前まで、効果的な宣伝方法はテレビのCMや雑誌メディアを利用したものが主流でした。しかし、ネットのインフラ設備が整ったおかげで誰もがインターネットを利用するのが当たり前となってきました。そのため、ネットメディアを利用したマーケティングが最も高い効果を期待することができるといわれています。
その理由に、スマートフォンの存在が大きいというのは当然なのですが、それ以外にもテレビや雑誌と違い閲覧者が限定されないことも重要なポイントと考えられます。

そこで今回は、海外へ向けたマーケティングにも適している、SNSを利用した効果的な宣伝方法とポイントを考えていきたいと思います。

海外のSNS事情

まずは、海外でSNSマーケティングを行うために海外のSNS事情から見ていきたいと思います。間違えてはいけないのが、「日本で流行っているSNS=海外でも流行っている」という考え方です。ましてやSNSに関しては、日本は海外とはまた違った動きをしているというのが現状です。その点に注意しながら、まずはSNS別に海外のユーザー数などを見ていきたいと思います。

Facebook(フェイスブック)

まずは、SNSの王道「Facebook」から見ていきたいと思います。実名制で、実際の友人や知人と繋がりやすいのが特徴です。2017年6月にFacebook公式から発表された情報によりますと、Facebookの全世界ユーザー数は20億人を突破しており119カ国で主要SNSのとされています。

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出典:Facebook Q2 2017 Results

日本の場合ですと、どういったユーザーが閲覧しているかアクセス解析ができ、ブログのように文字数制限なしで情報を残していくことができるため、ビジネスツールとして利用するイメージの方が強いのではないでしょうか?しかし、海外ではいまだにSNSといえばFacebookと答えるほど利用者数は多く、北米やヨーロッパ圏ならば70%以上のユーザーが利用しており、認知率はほぼ100%ともいわれています。当然ながら、ここまで広まっているため北米やヨーロッパ圏のユーザー数は伸びていませんが、それでもユーザー数や認知率からみて一番にマーケティング運用するべきSNSといえるでしょう。

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Instagram(インスタグラム)

現在、世界中のSNSの中で最も成長率が高いといえるのが「Instagram」ではないでしょうか?FacebookやTwitterの配信時期と比べても後発、そして2012年にFacebookに買収され傘下になりましたがユーザー数は現在8億人を突破するほど大成長をしました。

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出典:Instagram

日本国内でもユーザー数は爆発的に急増しており、2017年10月の時点で月間利用ユーザー数は2000万人を突破したと発表されました。日本では有名人などが利用していることから利用ユーザーは10-20代が多いですが、意外なことにアメリカなどの海外では30代からのユーザー数が多いようです。これは、写真や動画などビジュアルメインのコンテンツのため女性ユーザーが元々多く、参入した企業もその年代をターゲットにした宣伝やキャンペーンが多いためと考えられます。そのため、主流となってきているビジュアルマーケティングにおいてもInstagramは大いに役立つSNSといえます。

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YouTube

2005年の誕生以来、何度も改良を続け長く愛されているYou Tubeですが、2017年には月間視聴者数は世界中で15億人を突破しており、今一番利用されている動画ポータルといえます。最近では、「YouTuber」という投稿した動画を視聴してもらうことにより収入を得る職業も出来るなど、世界中で動画コンテンツブームはまだまだ衰えそうにはありません。特に、SNSにおいて絶大な支持を得るインフルエンサー(一般ユーザーから熱烈な支持を得る動画配信者)を起用したマーケティングでは、You Tubeでの宣伝効果は非常に高いと期待されています。また最近では、「You Tube TV」という有料動画配信もアメリカで開始されました。これは、海外のテレビ事情はケーブルテレビがメインとなっていることも関係しており、新たに多くの企業がビジネス活用できないかと注目しています。

www.youtube.com

Twitter

日本では主要SNSともいえるTwitter、Facebookとほぼ同時期にリリースされましたが世界的に見るとアクティブユーザー数が伸び悩んでいるようです。Twitterの全世界月間利用ユーザー数は3億2,800万人、1年間のアクティブユーザー数の伸び率も悪くこのままではユーザー数が減少する危機があるといわれています。

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出典:Q2 2017 Earnings Report

一方で、イギリスとフランスではFacebook・You Tubeに次ぐユーザー数があるともいわれています。最近では、文字制限が140文字から280文字にまで拡大されたこともあり、さらに利用しやすくなったといわれています。またアメリカでは、現大統領でもあるトランプ氏がよく利用することもあり再び存在感を示してきているようです。

twitter.com

海外マーケティングを成功させる秘訣

いかがでしたでしょうか?ユーザー数などから、マーケティング運用でメインとなるSNSを決めておくようにしましょう。現状ですと、やはり世界中で主要SNSでもあるFacebook、アクティブユーザー数も急増しており大注目されているInstagramの2つが運用しやすいのではないでしょうか?特に、Instagramは写真や動画などビジュアルがメインの運用ができるので、日本独自のモノや文化などを全面に押し出しやすく新規参入の足がかりとして利用するべきSNSといえます。続いては、海外マーケティングを成功させるためのポイントをご紹介していきたいと思います。

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その国の価値観を理解する

これは国内でも当然ですが、まずは自社の製品やサービスを売り込むために市場調査をする必要があります。そこで気を付けたいのが、海外の文化は日本よりもナイーブで複雑になっており、全く受け入れてもらえないだけではなく不快感を示すモノやサービスもあるということです。

日本ではそのサービスが喜ばれることもあれば、海外では余計なお世話になることも少なくはありません。海外に在住の知人によると、仕事のやり方が、大きく変わってきます。例えば、気を利かして相手の業務を少し手伝っておいたとします。
日本の場合は喜ばれることが多いですが、海外だと「自分の業務を奪われた」と不快感を示す方が多いそうです。このように、些細なこと一つで全く文化は違います。情報を集めやすいインターネットを利用するのだからこそ、相手の文化や価値観は入念に調べておき理解してから提供するようにしましょう。

運用するSNSの中にローカルSNSを候補に入れる

SNSを運用する際に、その国で利用できる全てのSNSを利用するのではなく、アクティブユーザー数が多く主要となっているSNSを利用するようにしましょう。公式の情報などでユーザー数をチェックするなどし、その国で主要となっているSNSを調べておきます。他にも、地域限定のローカルコミュニティに特化したSNSも多く見かけます。もし、マーケティングを行う地域がある程度限られているならば、こういったローカルSNSを利用してみるのも重要でしょう。

有名なのですと、アメリカで2人に1人は使っているとまでいわれている「Nextdoor」が有名です。これは、ご近所のクローズな情報を交換するだけではなく防犯などさまざまなことに利用できる便利さから、今では1500以上の公共機関でも利用されるほどになりました。

現地の人をアドバイザーにする

海外へ向けてマーケティングを行う際、当然ながら市場やニーズなどを下調べし需要があるかを判断すると思います。しかし、インターネットの情報だけでは決して確かなものとはいえません。そこで、実際にマーケティングを行う国の人物をアドバイザーにすることにより、現地の人にしか分からない不満や改善点が見つかってきます。

また、その国の現地語でマーケティングをすることが必要不可欠です。そのためには、現地の文化や価値観に合わせたコピーライティングをする必要もあります。つまり、それにはできるだけその国の文化や価値観を深く理解している人材が必要になってきます。以前の記事でも書いたように、SNSマーケティングでは国内外問わず「共感できるか」が重要なため、その国の人物が最も適している人材といえるでしょう。

日本独自ならば動画で説明する

海外の製品やサービスについて、文章だけではよく理解できなかった経験は誰しもがあると思います。そこで必要になるのが、動画による使用方法や使用感などの説明です。動画にすることにより、見た人は自分が利用したときをイメージしやすくもなりますし、自分と同じ国の人間が感想を伝えるほうが何倍も共感しやすくなります。ましてや、近年は動画を視聴する環境はとても手軽なものとなりました。文章だけでマーケティングをするのではなく、同時に動画のマーケティングを行うようにしましょう。

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挑戦しやすいからこそ万全な準備をしよう

いかがでしたでしょうか?SNSマーケティングは海外向けだとしてもハードルが低く、挑戦しやすい環境であるといわれています。失敗を恐れずに何事も挑戦するのは良いことですが、一度付いたブランドイメージというのはなかなか消すことができません。そういった失敗をしないためにも、事前調査をしっかりと行い万全な体制で挑みましょう。

 

 

コラム執筆者

f:id:Money_Clip:20180208132702j:plain松本 竜二/フリーライター
不動産営業として勤務の傍ら、フリーランスという働き方を知り退職を決意。ライターとして活躍している先人の著書物を読み漁り、独学と実戦によりライティングスキルや知識を身に付け、IT・ビジネス関連をメインとしたフリーライターとして数々のクライアントからの依頼を請け負い、現在に至る。