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Money Clip

お金に関するニュースをクリップ!

税金のクレジットカード納付メリットはキャッシュフローとポイント還元にあり

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所得税の確定申告が終わったと思ったら、もうすぐ自動車税、固定資産税の納付のお知らせが届くころです。
納税の時期に合わせて準備の予定をしていても、年度の変わり目はなにかと物入り。一時的に家計のキャッシュフロー、つまりお金の流れが悪くなってしまうこともあるでしょう。
そんな時はクレジットカードによる納税を検討しましょう。ポイントもつくのでお得です。

クレジットカード納税の方法

自動車税や固定資産税などの地方税は、自治体によっては、すでにクレジットカードで納税ができます。
そして国税については2016年度の税制改正から、クレジットカードが使えるようになりました。利用できる税金は、所得税、消費税、贈与税など、ほぼ全ての税目です。

国税なら、専用のインターネットサイト「国税クレジットカードお支払サイト」で支払い手続きをします。

kokuzei.noufu.jp


金融機関や税務署の窓口でクレジットカードが使えるわけではないので、注意しましょう。
利用できるクレジットカードは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD、のいずれかです。

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利用額に応じてポイントが付与される場合があるので、クレジットカードのポイントシステムを確認してから納付したほうがいいですね。

自動車税や固定資産税などの地方税は、すべての自治体でクレジットカード納税を導入しているわけではありません。
自動車税の納税サイトを独自に設けている自治体は、福島県、東京都、愛知県、大阪府、三重県、大分県の6都府県のみです。
しかし、「Yahoo!公金払い」のウェブサイトを通じてクレジットカード払いができる自治体も増えています。Yahoo!公金払いでは、Tポイントを支払いに利用することもできるので、ポイントを貯めている人は要チェックです。

koukin.yahoo.co.jp

税金の支払い方法は5種類

さて、クレジットカード以外の納税には以下の方法があります。

現金

現金に納付書を添えて、銀行等の金融機関や所轄の税務署で払う方法です。
バーコード付きの納付書で、税額が30万円以下であれば、コンビニエンスストアでも支払いができます。
納付書に領収印が押されるので安心感がありますが、納税時に現金が必要なので、納付期限までに資金の都合がつかないと利用できません。

預貯金口座からの振替

現金納付のように金融機関や税務署、コンビニに行く手間も不要ですし、現金を持ち歩かないので安全です。ただし、あらかじめ口座振替依頼書を提出しておく必要があります。また、対象は個人の所得税と消費税のみです。

e-Taxを利用した電子納税

電子納税は「ダイレクト納付」と「インターネットバンキング」があり、インターネットを使って納税する方法です。事前に「開始届出書」の提出が必要で、ダイレクト納付の場合は「ダイレクト納付利用届出書」も提出しなければなりません。また、領収証が発行されません。

延納・物納

相続税、贈与税で、期限までに納付できない場合は延納ができます。また相続税で一定の要件を満たす場合は物納も可能です。

クレジットカード納付の注意点

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クレジットカード納税には手数料がかかります。
所得税などの国税の場合は、1万円ごとに82円(税込)が必要です。クレジットカードで支払うと、税金+手数料分が決済されることになります。

地方税の場合は、自治体ごと、税目ごとに異なります。1万円刻みで手数料を決めていたり、一律料金になっていたりします。
また、領収証が発行されません。納税証明書は自治体や税目によって発行されないこともありますし、発行されても日数がかかります。
そのため納税証明書を提出する必要がある場合は、クレジットカード払いは余裕をもって早めに納税しましょう。もし納税証明書がすぐに必要なら、現金での支払いにしたほうが間違いありません。

デメリットを上回るメリットとは?

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たとえば「1ヵ月後には確実に現金収入があるが、今は手元の現金がない」という場合、短い期間だからといってキャッシングやカードローンを利用するのは得策ではありません。
当たり前ですが、利息が高いからです。クレジットカード納税の手数料は、国税で1万円あたり82円、0.82%。キャッシングなどの利息に比べれば、支払いコストをずっと低く抑えることができるのです。

また、高利回りで運用中の資金に手をつけるのも損になってしまいます。もちろん税金を滞納するよりはいいのですが、できれば運用は続けたいですね。このような場合にもクレジットカード納税は役に立つでしょう。
このように、クレジットカード納税のメリットは、キャッシュフローが落ちこんだ時に支払いを繰り延べる効果があることです。
支払い方法は一括払いだけではなく、分割払いも選べます。
そしてもう一つのメリットが、クレジットカードのポイント付与です。
ためたポイントを金券や電子マネーなどに換えられて、現金同様に使えるタイプだとよりお得です。

税金は必ず払わなくてはならない国民の義務ですが、工夫次第でお得にできます。自分にピッタリのクレジットカードで、賢い納税者になりましょう。

 

コラム執筆者

f:id:Money_Clip:20170314160317j:plainタケイ啓子/ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をし、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。約3,000件の相談をつとめたが、43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は相談、執筆業務を中心に活動中。